サンフランシスコで見た次の暮らしのデザイン 2018/12/22 アクセシビリティ Accessibilityは、交通やウェブサイトでの近づきやすさ。つまり、利用のしやすさを表す言葉。インバウンドや、東京オリンピックなど国際的なビッグイベントを控え、見聞きするようになりました。トランローグは、国の研究機関から委託を受け、国内外のアクセシビリティについて取材しました。このページでは、取材テーマとは別に、サンフランシスコ地域で見た、アクセシビリティのいいひとコマをご紹介します。一番大切なのは、サービスのアクセシビリティなのかもしれません。 photo: Kazuko Tomoyori, Motohiro SUGITA + Tranlogue Associatestext: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates ▲今秋開通した“サンフランシスコ・トランスベイターミナル”。鉄道とバス、屋上公園や商業施設が集積した複合施設。 ▲郊外を結ぶ“カルトレイン”に設けられた移動弱者用のリフト。編成の1輌は、自転車専用列車に。 ▲コミューターの“バート”にも自転車専用スペース。 ▲車椅子や自転車がゆったり通れる自動改札。 ▲クラウドサービス企業“セールスフォース”の1階は、市民が自由に利用できる空間に。パブリックオープンスペースや、省エネと環境に優しい建築物に与えられる認証制度も充実しています。LEED PRATINUM ▲“アップル”本社前のビジターセンター。クールでプロダクト感いっぱいの自動ドアシステム。日本と違い、開き戸が多いのがアメリカン。 ▲“ザ・ドーム”を中心に“ブルーミングデールズ”と“ノードストローム”が連結した大規模商業ビルにあるのは、ファッション関係者向けのコワーキングスペース BESPOKE。ファッションショーを開催できるホールもあり、アイデア発想からプレゼンテーション、そして販売へとスピーディーに展開できそう。ビジネス成功の鍵となるエコシステムやプラットフォームへのアクセシビリティの良さは、カリフォルニアならでは、と言えそうです。 車椅子用小型リフト ▲階段のあるビル入口付近に設置された、車椅子が昇降できる小型リフト。 ▲長い階段には車椅子ユーザー用のリフト。 車椅子トイレ ▲遊歩道に設置された公衆トイレ。 レンタサイクル ▲街のいたるところにピカピカのレンタサイクル。 ペット向け ▲ロサンゼルス空港ターミナルの屋内に設けられたペット同伴者向けラウンジ。 ▲ロサンゼルス空港ターミナルの屋外に設けられたペット用水回り。 ショップ店内 WE ARE PLEASED TO PROVIDE ASSISTANCE IF YOU NEED HELP PLEASE ASK ▲日本では見かけない、アメリカならではの?サービスのアクセシビリティ。建築やプロダクトではカバーできない障害は、私たちが積極的に取り除きます、という姿勢は、店や会社のブランディングにも好影響、と言えそうです。 その他の記事を読む 前の投稿【メディア掲載】伊藤忠ファッションシステム(株)が発行する『FA流行誌』にインタビュー記事が掲載されました 次の投稿インド・デリー、グルガオンのライフスタイル Life Style in Delhi,Gurgaon,INDIA